逃げちゃだめだ You mustn’t run away.

「エヴァンゲリオン」の主人公がよく口にする言葉です。これは今学生である人たち全員に、当てはまる言葉のように思います。

多くの学生さんたちは学ぶことを日々続けています。ただ一部、そこから逃げたいと思っている人もいると感じます。かく言う私も、嫌いな科目の勉強、苦手な事柄に関しては、ずっとそう思ってきました。

ですが、今結果的に考えると、逃げることはできなかったと思います。学校に通っている限り、様々な科目の勉強は日々先生たちによって授業という形で示され、好むと好まざるとに関わらずテストの形で習熟度が試されるからです。

中学生の頃から、何となくですが、逃げられる人(=逃げても大目に見て貰える人)はどんな人か考えるようになりました。結論、他者よりも著しく秀でている能力を持っている人、だと思い至りました。その時頭に浮かんだのは、スポーツによる推薦でした。それは「逃げる」のではなく「能力を評価された」結果なのですが、子供の私にはそう見えました。スポーツ推薦で進学した数多くの選手の方々には、他意はないことを申し上げておきます。

聞いた話では、私が幼いころから、高校へのスポーツ推薦は存在していました。「誰それは陸上の能力で○○高校へ進学した」というような話です。その人はペーパーテストは名前を書くだけで私立高校に合格したそうです。

ところが、別の人ですが、スポーツ推薦で私立高校に入学したけれど、交通事故で選手生命が断たれてしまい、それ以降は高校を卒業するのに苦労した、という話を知りました。また別の話では、推薦の場合入学金や授業料が免除されていたのですが、選手を続けられなくなった途端、授業料も不通に払わなければならず、修学旅行の積立金まで他の生徒と同額学校に支払った、ということでした。もう1つ。やはり運動系の推薦で私立高校に入学して、校内のテストの成績が酷くて、その人の中学からはその後推薦を認めなくなった、というケースのあったようです。

あくまで私の知った範囲ではありますが、このことは私の考えに1つの答えをくれました。それは、「一時は逃げることができても、一緒逃げきれる人はいない」ということです。

他者よりも秀でた能力を評価されて特別扱いされるとしても、その力が無くなれば普通の人かそれ以下になってしまうことが多いのでしょう。

大学入試では、推薦型の入学が増えていますが、それは逃げてはいません。高校の定期テストで良い点を積み重ねて、高校の内申点を上げる努力の結果が、推薦型の入学だからです。

だから皆さん、正面から受け止めること、逃げないことが、こと勉強においては正しいと思ってください。そして、逃げ出さない勉強を、HYJ平山塾で、私たちと一緒に続けていってください。その先に喜びの瞬間が待っているでしょうから。