夏休み6 小4の壁

最近、標記の言葉がよく聞かれます。ご不安をお感じの保護者様もいらっしゃるかと思い、調べてみましたので、現時点で分かることを述べたいと思います。

お子様の成長段階で、10歳くらいに抽象的概念を理解するようになり、現実には見たことがないものでも一応理解できるようになる、ということが言われています。分数や角度、大きな数だったり、沢山文字がある文章だったりを理解できるようになっていくらしいです。

しかし、成長に個人差があるために、学校の集合授業で理解が難しい人も多く、結果的に、勉強に向かう気持ちが強くなる人とそうでない人に分かれる、これが10歳の壁の、学習面での表れと言えそうです。

学童に行けなくなるのもこの学齢です。そうすると放課後に居場所がないことで、精神的にマイナスになる人もいるようです。精神面では他者との比較をして、自分ができないことを以上に強く感じてしまうケースもあるようです。自己肯定感が持てない、と言っても良いかもしれません。

対策として挙げられているのは、褒めることや子供に考えさせること、と関連記事にありました。

平山塾では、個別型の特徴を活かして、生徒さん一人一人に適する進捗を考え実行しています。生徒さんに〇をつけるために授業をしているつもりです。また反復学習だけでなく、生徒さんに学校の様子を話してもらったり、部活の様子から進路のことまで、生徒さん自身に語ってもらうよう心がけています。英検・漢検・数検は準会場として1年に3回行っています。毎回どなたかが合格され、自己肯定感を持ってもらえるよう努めています。また、講習会ごとの課題には作文を加え、まとめる力や表現する力を育成する方向も打ち出しています。

ですから、学習面は平山塾にお任せ頂いて、ご家庭では、社会のニュースについて親子で考えたり、親から子へ疑問を投げかけたりしていけば、壁ではなく転換期だったと、後年言えるようになるでしょう。

宜しくお願い致します。