マインドチェンジ 中学3年生編
今、近隣の中学が2学期制のため、平山塾の授業内容は、中学3学年ともテスト対策一色です。中でも中3生は、目の色が違うように感じます。エンジンがかかってきた感じです。
このHPでもご紹介していますが、中3生対象の、「必勝ゼミ」なる高校入試対策講座を、今月24日から開始致します。外部生の方にも受けて頂けるよう配慮し、入会にならない、「必勝ゼミ」だけの参加ができるように考えました。私立単願の人なら英数国だけ受けることも可能です。3学期制の地域の方も、後期だけの参加が可能です。受講費用も6回分割ができます。
残念なことに、昨今は中学の先生が、生徒さんの内申点を考慮して高校を勧めるということが少なくなってきました。そういうことへのご不満の声も、毎年頂きます。また、中3生のお子様の下にはご弟妹がおられるけれど、ご家庭としては受験に臨むのは初めて、というご家庭もあります。だからこそ、学習塾の出番なのです。
ただし、マインドチェンジは必要です。
特にこの地域は、公立高校は入試倍率が1.0倍を切っている高校が多いので、「勉強しなくても合格できる」と思っている人も、一定数いるようです。ですが、高校はたったの3年間です。それ以降の人生の方が長いのです。決してゴールではないのです。仮に「勉強しなくても合格」できたとしましょう。でも高校の授業についていけるのでしょうか? 今年千葉県で、1.0倍を切った高校で不合格者が出たのは、そういう生徒へのある意味配慮だったと思います。
大学の事情は、入試定員の厳格化で、昔のようには合格通知を多くの受験生に出さなくなりました。定員の1.1倍までと言われています。その結果どんなことが起こるのでしょうか?
答えとしては、玉突き式に、ランクの上位校受験者が、それより下の難易度の大学を受験しに来ることになります。従って、従来ならその大学に合格できた学力の生徒が不合格となり、その生徒はそれより下の難易度の大学を受ける、こうして難易度が下にある大学が合格しにくくなっていくのです。
それを受けて、首都圏の大学では「Fランク校」が事実上なくなりつつあるとも言われています。「Fランク校」とは、テストの日に自分の氏名を書くだけで合格になるくらい倍率が低い大学という意味ですが、それはもう昔の話になりつつあるのです。
では大学進学にどう取り組むべきか?
幸いなことに、多様な受験のチャンスがあります。大別すれば、一般入試(ペーパーテストの結果で合否が決まる入試)と推薦型入試(高校での内申点や英検・漢検・数検などのグレードによって合否判定する入試)の2種類と言えます。しかし、一般入試にしても科目数がまちまちだったり、本学試験と地方試験があったり、共通テストの結果で決まったり、種類が増えています。
よりチャレンジしやすい方法を考えると、推薦型、すなわち高校での内申点で勝負するやり方が良いのではないでしょうか?
だからこそ、中学時代に自分なりの得点する方法を見つけ、高校入試のぎりぎりまで学力を上げる努力をし、入試倍率に関わらず伸びていける素養を、中3生の方々には育んでほしいと思います。大学に関してばかりでなく、専門学校にしても就職にしても、高校入試のために積み重ねた努力と学力が、結局は物を言うと感じます。
中3生の皆さん。高校は決してゴールではありません。また、どこでもよいから入学できれば良いという訳でもありません。そんなことを考えるとしたら、高校にとってこれほど失礼なことはありません。まして、義務教育ではないのです。自分で選んで進学していく学び舎なのです。
2月14日まで精一杯の努力をしてください。そして合格して高校に進んでください。手を抜かず、最後まで諦めず努力すれば、そのこと自体がみなさんの財産になっていきます。
平山塾は、そんな中3生の方を応援できる塾です。どうしても授業の日時が都合悪くなれば振替ができます(通常授業のみ)。講師都合による振替はありません。あくまでも皆さんが主役です。どうぞ「必勝ゼミ」を通して、あるいは通常授業を通して、まずは高校入試まで、一緒に歩んでいきましょう。