鳥山明さん

とても悲しいニュースが飛び込んできました。漫画家の鳥山明さんが享年68歳でお亡くなりになったのです。

数少ない線で、立体感のある上手い絵を描く人、それが最初の印象でした。ギーガーやフラゼッタの影響を受けているかなとも感じました。

デビュー間もなく「Dr.スランプ」が始まり、瞬く間に彼は、私や私の知人たち(SFファン)の間で評判の存在になりました。同時期に高橋留美子さんもデビューしていて、私の中では、少年少女向けの鳥山明、青年向けの高橋留美子、という仕分けをしていた気がします。

「Dr.スランプ」はテレビアニメ化されて大ヒットし、後に「ドラゴンボール」まで、ずっと一線で鳥山さんはご活躍されていました。

実を言えば、奥様の‘みかみなち’さんも好きな漫画家さんで、大学時代には下宿の部屋に、集英社や白泉社の雑誌や漫画単行本が散らばっていました。所謂「LaLa」「花とゆめ」「(別冊・デラックス)マーガレット」および各社刊行のコミックスです。似たような平仮名のお名前の‘かわみなみ’さんという方もいらっしゃいましたが。

私の青春期の1コマに、確かに鳥山明先生の作品はありました。

ご住所が、愛知県西春日井郡春日町だったと思います。野球のイチローさんと同じで、「愛知県の税収の大半はこの二人じゃないか」などと、噂があったと記憶しています。

最近は、アニメを観ることもなくなり(自宅にテレビがありません)、鳥山明さん、みかみなちさん、ともにお名前を想起する機会がなかったのですが、そこへ今日の訃報。驚くとともに早すぎると思いました。

つつしんでご冥福をお祈りいたします。