1日平均勉強時間を2時間以上
HYJ平山塾では表題のように申し上げています。進学校と呼ばれる高校に通っている人たちはこれ以上当然のように勉強していらっしゃると思います。うちの塾には小学生も中学生もいらっしゃるので、こうした抑えた言い方をしています。
こうした勉強時間をキープするために必要と思われることを以下に書いてみます。
1.学校の宿題を優先して片付ける:中学では提出物にうるさくは無くなりました。でも準拠ワークの中から宿題が出されていれば、それは優先して行うべきです。学校の宿題は次回のその教科の授業への布石であり、またワークに取り組むことで、授業の進捗を意識できます。小学生も、プリントやらスキルやらの宿題は確実にこなして、気持ちの重荷を早めに解くと良いでしょう。高校生は、出された宿題から派生すること、例えば英単語であれば派生語、類義語、対義語を覚えるようなアプローチをすれば、学力が確実に身につくでしょう。兎に角、学校の宿題は後回しにしないことが肝心です。
2.細かいスケジュールを作らずに進める:学校の宿題を含め、最低限のことだけ念頭に、勉強するのが好ましいと思います。学校の宿題がなければ何をすればよいか分からないという人は、HYJ平山塾に来てください。まあそれはそれとして、小5以上なら英単語や漢字を覚える時間を作るのも良いでしょう。10分で良いので。細かくスケジュールを作ってもできないことが圧倒的です。進めていくうちに、「○○を見ておこう」「〇〇を調べてみよう」と思いつくことがあるものです。算数や数学の用語が分からないとなった時、それを調べるのも良いでしょう。
3.スマホ・パソコンなどでのSNSへの接触時間を1日90分までにする:ついだらだらと続けてしまうのがこれです。意識的にSNSを断つことで、思考する時間が生まれます。
4.20~30分で休憩を5分程度入れて科目を変える:1問に長く時間がかかることもあります。2時間と言っても2ページも進まない場合もあります。そんな時は休憩をこまめにとって、科目チェンジをしてみるのも良いものです。3でも触れましたが、休憩と言ってもSNSに触れるのではなく、テレビを見るのでもなく、机の前を離れてストレッチ(柔軟体操)するとか、部屋の中を歩くとかです。勉強は下を向いて行うものですから、上を向くだけでも気分転換になると思います。手のひらを上に向けると良いとも聞きます。
5.モチベーションを保つ:勉強時間以外は、単に寛ぐ(くつろぐ)のではなく、モチベーションを保つことをするのも良いでしょう。中学生や高校生なら、進学したい高校や大学・学部などを調べるのも良いことですし、受験する小学生なら同様に受験したい中学を調べるのは良いでしょう。受験しない小学生なら自分が好きなスポーツの動画を観るのも良いでしょう。従来からある、読書や映画鑑賞、音楽鑑賞も良いと思います。
コロナ禍を経て、学歴に対しての価値観が変わりました。治る病気を怖がる医者、医療関係者、高学歴の人々…学歴に無関係に生きていければそれが一番でしょう。でもまだそういう開かれた日本社会ではありません。これから社会に出る若い世代の人たちは、若いうちに充分に学んで、自分で自分の意見を持ち、をれを正しく発信し、他者の意見を鵜呑みにしないで自分で調べて結論を出す、そんな人になるべきだと思います。