高校の統合と再編

9月29日に、県教委から県立高校10校を5校にする対象校が発表されました。

統合予定の学校は、小田原城北と大井(2026年度に神校として開校)、田奈と麻生総合(同じく26年度に新校開校)、旭と横浜旭陵(27年度に新校開校)、横浜桜陽と永谷(同)、藤沢清流と深沢(同)です。

私は1978年の100校計画の検証をするべきだと思っていましたので、これらをはじめ近年公立高校の再編統合は頷けることです。

ただ、通学距離の問題が生じてしまうことも事実です。

もともと義務教育ではない高校ですから、選ぶ側の責任、とは言えますが、近くの高校というメリットがなくなって、高校進学そのものを諦める事例が出ないよう、大人がサポートしなければならないのでは、と思います。

幸い、私学であっても授業料無償化はほぼ実現しています。今後は高校進学を考える際には、地理的なことはいったん置いておき、公立も私立も同じ俎上で検討するようになっていくべきだろうと考えます。

公立高校数が減ることによって、中学生の意識が良い方に変化し、将来をよりしっかりと考えて進学していく人が増えるなら、再編統合の効果の1つとして、カウントできるだろうと思います。

前の記事
追い込み
次の記事
日常と努力