学びは続くよ、どこまでも

日本の大学は、合格・入学のために試験が課されています。ところが、卒業するかどうかはマスコミでも問題にはされません。中退者であっても「東大に合格した」人が、ともすればもてはやされるイメージがあります。これはとりもなおさず、日本社会が大学での学習の延長上にない部分が大きいからかと思います。例外は資格・免許制度の分野でしょう。医師免許、教員免許、司書、学芸員などはまさに大学で学んだ上に将来の職業があります。

平山塾は、もちろん日々の学習を応援する立場ですが、単に入試合格だけを目指す勉強をして頂くだけには留まりたくないと思っています。

中学入試の合格したら中学生活・中学でのカリキュラムが待っています。高校入試に合格したら高校生活・高校でのカリキュラムが待っています。大学も然りです。1部の運動系サークルであると聞く、「燃え尽きろ」とは言いたくないのです。今、どの学年の方であっても、今身に着けた知識はやがて智恵となり、将来に渡ってその人を助け、またその人のよりどころになると思います。

現状、大学へは高校からの推薦を使うケースが増えています。高校生になってからも、継続して内申点を上げていくことが求められるようになったのです。大学進学を考えない人にとっても、高校のカリキュラムが大学入試を踏まえて形成されているために、決して無関係ではないのです。

まとめるなら、ショートレンジではなく、ロングレンジで将来を考えて、今必要な勉強をしてください、ということです。いわゆる短絡思考では、現代においてプラスではないと言えるでしょう。