原因と結果

GWが始まりました。各ご家庭ごとに、楽しいご予定があるものと推察致します。ぜひ楽しめる時に楽しんでください。特にコロナのバカ騒ぎの後です、2019年以前を思い出しながら過して頂ければと思います。

さて、タイトルに書きましたが、このGWをどのように過ごすかで、連休明けの学力に影響が出ると言えます。別に24時間365日勉強することを強く求めるつもりはありません。しかし、テスト対策と言うのは、毎日行ってこそ価値があると思います。特に、逃げ出そうと思うならば、将来に渡って悪い影響が残るでしょう。

人間の記憶には限界があります。だからこそ、24時間以内の復習が必要です。そして、学校がお休みの時間は、それでも忘れてしまったことを復習する時間なのです。

時間をかけて勉強することで、合格とか成功と言う良い結果が生まれます。テストに対する準備が日頃の勉強なのだと思います。

好きなスポーツも、体力の低下とともにできることが少なくなります。しかしながら、学んだことは一生の財産となり、気持ち次第で一生学び続けることが可能です。そして、年齢を重ねるごとに、蓄えた「知識」が活きた「智恵」となって、その人を助けてくれます。

学歴社会は既に崩壊の兆しがあります。特に日本では、東大なら東大に合格したことがもてはやされ、卒業したかどうかには、あまり注意が向きません。ホリエモンさんも、エントリーシート的には高卒・大学中退なのです。

フランスの文豪、アレクサンドル・デュマ(=大デュマ)の名作に「モンテ・クリスト伯」(日本名・巌窟王)があります。無実の罪で監獄の島に送られた主人公エドモン・ダンテスが、島でファリアという司祭と出会い、人間として成長しながら脱出して、自分を陥れた人間たちに仕返しをしていくお話です。

その中で、ファリア司祭はダンテスにこう言います。「人間は、何を成したかではなく、いかに努力したかが大切だ」と。もちろん片言半句その通りではありませんが、こういう趣旨のセリフを言うのです。

いささか青臭い言葉でもありますが、私はこの言葉が、勉強する目的を言い表していると思います。そして、生きていく上で、大事にしなければいけない内容だとも思います。

誰でも、勉強したからには良い結果を出したいと思うものです。でも皆が皆そうはいかないのも事実です。それでも、目標に向かって努力した経験が、将来その人の生きる糧となることは、異論がないだろうと思います。

平山塾は、生徒さん一人一人の努力をきちんと評価している塾です。今すぐ役には立たないかも知れませんが、知識として持っているものが多ければ多いほど、多角的に物事を見て評価することができます。だから、その生徒さんがテストならテストに向かって努力したと感じられるならば、積極的に「良かったね」「よく努力したね」という声をかけさせて頂いています。

どうか皆さん、勉強する意味をきちんととらえて、平山塾をうまく利用してください。平山塾には、自由に学ぶ環境と、厳しくも優しい目線とが、ふたつながら存在しています。