あれから30年

阪神・淡路大震災から30年が経ちました。その後も東日本大震災、熊本地震、能登地震と、日本が火山立国であることが、嫌でも思い知らされています。

当時、神戸市内に知人がいて、2日後に電話連絡し、無事を確認できました。しかし、知人や肉親を多くの人が失った事実は、まぎれもないものです。

確かに、色々な制約はあるでしょうが、もっと国は災害対策をしてほしいと思います。

神戸はある程度、立ち直っているようですが、熊本はどうでしょうか? 福島はどうでしょうか? そして能登はどうでしょうか?

民間人個人ができることはかなり限られています。なぜ国がもっと動かないのか、今も強く思っています。

災害はいつ来るか分かりません。備える気持ちは持ち続けていても、いざという時にパニックになったり、他から被害を受けることもあるでしょう。だからこそ、この日を記憶にとどめ、国に対して一層の金銭的支援を願わずにはいられません。

どうかこれをお読みの皆さんも、下らない芸能人のスキャンダルに惑わされず、国の動きに目を光らせてほしいと思います。

昔の日本人は、この国のことを「まほろば」と呼びました。「丘、山に囲まれた稔り豊かな住みよいところ」という意味です。果たして今、その言葉通りの日本であるか、また将来においてそう言えるだろうか、個人的には絶えず考えて行きたいと思います。