ゼロ学期
どなたが言い始めたのかは存じませんが、1月~3月を「0(=ゼロ)学期」と呼ぶことがあるそうです。
今の時期は、中学受験した小6生は、入学に関する手続きが終わって、卒業式を待つだけの時期です。
中学3年生なら入試が終わって、受験生としての生活がひと段落して解放感に満ちて、高1になるまでのブランク期間です。
中1・2生なら学年末テストが終わって、テスト直しを宿題にされることはあるでしょうが、勉強から解放された感覚に支配されている時期だと思います。やはり高1・2生も近いものがあるでしょう。
当てはまらないのは、これから国公立大学を受験する人たちだけだと思います。
「ゼロ」という数字の意味は、こうした状況を踏まえて、特に来年度に受験学年になる人たちに対して、現学年の復習と新学年の予習に考えを向けさせるための言葉だと思います。
中学受験した人たちのことでよく耳にするのは、主に難関と言われる中学に進学することが決まった場合、入学手続きと同時に、大学進学のための塾・予備校に入会するということです。大手予備校も今年度から、「1月から勉強を始めよう」みたいなことを言っています。
昔の話ですが、私立高校の先生から、「入学まで学力が落ちないように、塾で手当てをしてほしい」ということを言われた記憶もあります。
緊張があれば緩和もあるのが当然です。しかし、勉強や会得した能力というものは、使わなければ錆びるものです。私自身、大学入学後に受けた英語の授業で、「ああ入試の時のような英語力がなくなっている」と感じたものです。
遊ぶときには遊べば良いでしょう。でもその分、学生の本分である勉強を疎かにし過ぎるのは、決して良いことではありません。
折から、春期講習の受付を始めるこの時期、平山塾は「ゼロ学期」と捉えて、現学年の復習に注力しようと考えました。在籍生さんたちには先週から、まとめのプリントを課したり、新学年の内容をお話したりして、新学年への注意喚起を始めています。
小学生さんも、中学生さんも、高校生さんも、どうせなら学力を上げつつ新学年になって、今よりももっと良い景色を見てみたくありませんか?
「ゼロ学期」をうまく使い乗り切るために、HYJ平山塾では春期講習への参加を呼び掛けています。早く流れを作りたい方は、3月入会(新学年です)して頂いて、春期講習会に参加して(新規入会特典があります)、4月からの学校生活で、まず勉強がはかどるように、勉強を始めてみませんか?
