肉体年齢よりも精神年齢

プロ野球セントラルリーグで、阪神タイガースが好調です。シーズン前は、岡田監督と選手たちの年齢差からのコミュニケーションが心配されていました。だから余計に、監督の考えが選手全員に浸透していると思える、いわゆるベンチワークで勝つ試合が増えて、岡田監督の采配、選手の気持ちの掌握術のうまさが、素人のファンである私(=平山)にも理解できます。勿論、シーズン前から、タイガース優勝を口にする評論家は多かったので、予想の範囲内でもありますが。

それで表題です。シーズン前の不安は確かに監督と選手たちの年齢差でした。思考の基準が違うことへの不安でした。ですが、岡田監督は今のところ、その不安を一掃できていると思います。ということは、岡田監督の頭脳明晰さに加えて、融通性(フレキシビリティ)がすごいのだと思います。ネット裏から野球を見ている間に、若い選手の指導についても、沢山考えておられたのであろうと思われます。

とりわけ感心するのは、頭では理解できても実行できない部分が多い中で、前回までと違うコミュニケーションの取り方を実行し、勝つための野球をやっていることでしょう。少しでも悪いことがあると、すぐに、年齢のせいや、他人のせいにしがちな人が多いのではないでしょうか?

岡田監督のことをかんがえるにつて、表題のようなことを強く思います。肉体は衰えるとしても、頭脳は日頃の考え方によって、ある程度融通性をもって、それこそ寿命が尽きるまで過ごせるのではないかと思います。「もう歳だから」、私もついつい口にしてしまう言葉ですが、体力的な部分はその通りでも、脳の融通性はキープしているつもりです。「シン・仮面ライダー」も観ましたからって、関係ないかもしれませんね。

野球も、様々にトレンドが変わり、選手たちが育つ環境も変わってきました。それらを踏まえた指導、指揮ができているのが、現在の阪神タイガースだと言えるのではないでしょうか?

私も見習って、変化する中学入試、高校入試、大学入試の現状をきちんと認識し、それぞれの生徒さんに最適解を見つけて貰えるよう、努力していこうと思います。少なくとも、大学入試の小論文対策で、天声人語ばかり題材にするようなことはありません。中学の定期テスト対策を考えるのに、教科書を踏まえない授業は行いません。高校生の定期テスト対策でも、高校の教科書をベースにお話をしています。

融通性と変化を恐れない気持ちを持って、教室運営を続けて参ります。どうぞ皆さん、宜しくお願い致します。