夏休み11 エビデンス

みなさん、暑中お見舞い申し上げます。

8月に入りました。宿題は進んでいますか? 生活時間はどうでしょうか? 

平山塾は夏期講習のおよそ4分の1が済みました。平山塾の場合、部活やご家庭の都合などで、この1週間は、久しぶりに顔を見せる人と、暫く会えなくなる人に分かれます。こちらは気持ちを引き締めて、夏期講習に初めて来る人たちを迎え入れたいと思います。

やはり何より心配なのは、生徒さんの体調面です。暑い日が続くこの時期、どんな人であっても体調不良になる可能性は否定できません。だから、規則正しい生活を送って、朝9時過ぎまで寝ているとか、夜、日付が変わるまで起きているとか、そういうことがないように過ごしてほしいと思います。

また、どの学年の人も、学校の宿題を進めることができているかどうかも心配です。平山塾の授業内容は、生徒さんに合わせてカスタマイズできますので、進んでいない宿題に取り組むことも、充分できます。ただ、夏期講習が宿題を片付けるだけで終わらないよう、しっかりと教材についても取り組んでもらうつもりです。中でも中学生は、9月に入って直ぐに期末テストがあります。提出物を仕上げ、ペーパーテストでよい点数を取って、学年末に向かって歩みだしてほしいものです。

高校生は概ね10月に照準を合わせた学習が必要です。かねてから提唱していますように、夏休みで1学期の振り返りを全て済ませてしまうことが、9月以降の成績を決めると言えます。中学までと違い、高校は義務教育ではありませんから、落第もある訳です。自分は大丈夫だと思っている人は、その証拠を上げてみましょう。証拠、いわゆるエビデンスですが、数値で語ることが必要です。予想ではだめなのです。数字は嘘をつきませんから、充分に自分の考えを吟味して、不足があると思ったら、平山塾に相談してください。

どの学年の人も、ぜひ自分に対する基準値を上げるようにお願いしいたいです。自分で自分を客観的に見ることは難しいのですが、それでも、成績の数字を見て、自分の過去の思考の傾向を振り返って、まず今何が必要か、そして学年の終わりまでに何が必要かを考えて、行動してほしいと思います。そうすることで、これまでうまく歯車が回らなかった人も、自分の思いと実行していることが嚙み合うようになります。

プロ野球では、最大で勝ち数より16試合負け数が多かったタイガース、最下位を独走するかと思われたのですが、今や勝ち数が1多くなって2位につけています。また、サッカーJリーグでも、開幕から8試合勝てなかったベルマーレが、今や降格圏を脱出しています。

諦めないことはよく言われますが、精神論ではなく、これまでのことを振り返り、足りないところを補い、次に向けて練習した成果だと思いませんか? エビデンスというものを、よく考える必要があるのです。

小4の人は掛け算が3桁のものに触れ始めているでしょう。小5の人は英語の授業が始まっています。どちらも中高と必要なものの第一歩だと言えますね。中3生は平方根や二次方程式です。高校に入っても継続して必要な計算能力を今鍛えておく必要があります。

こういう例を考えるとき、決して、望む高校に合格できれば良い、だけでなく、将来にわたって使い続ける学力を、今から養っていく必要があるのだと分かるのではないでしょうか?

平山塾は、個別型で授業を行っています。同じ学年でも、人それぞれ、理解度が単元別に異なり、進捗に差が出ることが往々にしてあるからです。勉強に困ったら、どうぞ平山塾をお訪ねください。