夏休み10 7月の振り返り

時間が経つのが速く感じます。7月が終わってしまいました。山本コウタローさんが亡くなり、追悼のVTRがいっぱいユーチューブに上がっています。吉田拓郎さんが、音楽活動をやめることを宣言しました。今30歳以下の方々は、何も感じないかも知れませんが、私などは、さみしいやら悲しいやらで、毎日何かしらの音楽をPCで聴いています。

気のせいか、去年よりも暑く感じます。それから、あまり蝉が鳴かなかった気がします。今回は、7月を振り返りつつ、8月に向けたことを、学年を限定せず書いてみます。

どうも、過去のデータから、成績上位の人ほど、規則正しい生活習慣をしている、ということが言えそうです。身体のリズム、頭脳のリズムというべきものは確かにあるでしょう。ただでさえ、夏場は暑さで寝にくかったりしますし、お腹を壊すとか脱水症状とか、睡眠不足や体調不良が起きやすい時期でもあります。いわゆる快食快眠、きちんと一定の時間に食事を採り、就寝時間と起床時間を一定に保って睡眠時間を取り、身体や頭脳のリズムを整えると、勉強した内容はスムーズに成果になるように思います。

スクリーン・タイムというものがあります。スマホの使用頻度、使用しているアプリなどの統計を取って、スマートホンの使い過ぎを制御するための機能です。管理者を決めて、例えば家族内のスマホの使用頻度をコントロールすることもできるようです。多くの子供さんがスマホを使っている状況を考えたとき、就寝直前までテレビを観ている、ゲームをしている、などの時間が多いほど睡眠不足、生活時間の乱れに繋がり成績下降に繋がる、ということは真実でしょう。少なくとも、スマホやテレビから離れて30分程度して就寝、というのが良いと思います。

毎年、保護者面談で、必ずどなたかお一人は、お子様とスマホでのゲームについて、こちらの意見を求めてこられます。スクリーンタイム機能はあくまでも最後の手段として、お子様と保護者様とで「1日1時間」というような時間制限を約束するのが、ベストのように思います。が、兎に角、勉強時間を確保するための考察は、各ご家庭でも何かしら行って頂いて、良い方法があればぜひお教え願いたいと思います。

以前にも書きましたが、今年は本当に学齢によって地域によって、夏休みの終わりが異なります。平山塾は、8月10日で前半終了、18日から後半開始、くらいの分け方を考えて実践しています。一方高校生は22日を過ぎれば、学校ごとにズレがあっても、順次学校が始まるように聞いています。小中はこちらの地域は28日までがお休みです。

そこで心配されるのが、夏休みの宿題です。前述したように、規則正しい生活時間が、今現在作れていない人は、何とか8月の3日くらいまでに修正してほしいと思います。こういう場合、一番言ってはいけない言葉があります。それは「明日からやる」というものです。某予備校の先生のフレーズではありませんが、「今からやってみる」じゃないければ、将来的に、状況が変化しても何もしないで終わってしまう人になるかもしれません。「今から」少しでもやってみる方が賢明です。それは宿題も同じです。

1つ、良いパターンを示します。まず朝7時くらいに起床して食事をし、できれば9時前から宿題・勉強を始めたいです。学校の1時限目に合わせる感じです。1日中とは言いませんが、11時~11:30くらいまで机に向かって、3~5ページ分程度の量はこなせるのではないでしょうか? その後食事をして午後の開始を13時あたりに設定したいです。終了を15時と仮定し、そのあとは夕食までフリータイム。仮に、部活動がある場合は、1日の中で今述べた9時~、13時~、15時~のいずれかの約時間を確実にこなせば、部活のないときに取り返すのは難しくないでしょう。帰宅が17時くらになった場合は、できる限り19時~20時の間に初めて、50分~60分は机に向かってほしいと思います。ここで肝心なことは、勉強時間ゼロの日を作らないということです。平山塾の時間割では18:30~のコマが2コマありますから、たいていの部活動には支障がないと思っています。

それから宿題のこなし方ですが、冊子タイプのものは見開き4ページ、テストのようなB4サイズのものなら2枚が、1時間で解ける基本単位だと考えてほしいです。見開き2ページ、B4サイズ1枚では、甘えの原因になる気がします。得意科目か不得意科目か関係なく、4ページ、2枚が基準で取り組んでほしいです。もちろん、宿題の量が人それぞれ違うはずですから、日によって「今日は英語と数学」「今日は社会と理科」「今日は現代文と数学Ⅱ」というように、バリエーションをつけ、こつこつ努力しやすい計画を立てて実行してください。こういうことが工夫です。頭を使うことです。

平山塾は、本人と話し合って、通常授業でも学校の課題に取り組んでもらっています。全部のスケジュールを変えることはしませんが、数学をやる日に数学の課題に取り組むのは、理にかなっています。成績アップが身上であり、本人の満足度や達成感を考えると、全然無駄ではないと思います。他所の塾では、そういうことが許されないと聞くことがあります。私も開塾当初、中学のワークの中の問題を尋ねられた時は結構考える時間が必要なものがありました。それでも、ワークが進んで締切通りに提出できれば、一定の成績評価は期待できます。その生徒も、塾から帰る間際、とても嬉しそうでした。そういう顔が見れるのは、とても良いことですね。

幸い、平山塾のスタッフは大人ばかりで、不意に予想外の質問があっても、比較的スムーズに解答作成してきました。最近も先日、高校生のテスト直しを、その場で行いました。他所で聞いた話を総合すると、力量のない講師の場合は、自分が普段使用している教材以外は、答えがないとわからない状態だそうです。分からずに保留にした場合でも1両日で、その生徒さんに解答をお伝えしています。

少し長くなりましたが、残りの夏休み期間、生活時間と勉強時間をしっかりさせて、良い夏休みにしてください。もし学校の宿題で困ったら、有料になりますが、平山塾の講習として、授業に来てください。決めた教材を扱うだけの講習では決してありません。こういう対応もできるのが平山塾です。

理科実験教室「水上の音楽」のプレ実験