プラス思考で

年末ですね。平山塾でも冬期講習の受付中です。昨日、英検の申込が締切りとなり、来週漢検の締切です。塾のスケジュール上はお休みがありますが、私はもう入試のこと、来年の塾のことなど考えて、事実上は休みらしい休みなく年を越しそうです。

タイトルにも書きましたが、プラス思考をより強く持って、新年を迎えたいと思います。そして生徒さんたちがみんなプラス思考で生きていってくれれば、未来がより明るくなると思っています。

昨日、中国政府の新型コロナ専門家チームのトップ、呼吸器研究で有名な錘医師は15日の講演でオミクロン株について、「致死率が低く、通常の季節性インフルエンザにほぼ等しい」「怖いものではなく、これは新型コロナ肺炎ではない。“新型コロナかぜ”と言える」と危険性が低いことを強調して発言したそうです(ヤフーニュースより)。今月9日には「99%の患者は1週間ほどで回復する」とも述べているようです。

こういうことを知って、気分が明るくなる人もいると思います。数少ないゼロコロナ政策をとってきた中国が、致死率と感染率のデータを元にそれまでと真逆の判断をした訳です。政治的な意図はあると思いますが、国民にとっては良かったと思います。日本も早くこういう判断をしてほしいです。兎に角、私自身少し気分が明るくなったニュースでした。

さて、入試は勝負事と同じです。やってみなくては結果は分かりません。

中学入試は、昔よりもオーソドックスなタイプの問題が増えた印象ですが、SDG’sに関連した問題が増えたり、正解のない問題が増えたりと、よく思考して自分なりの結論を求められる問題が増えています。単なる暗記型の勉強では、合格が難しくなっています。

高校入試は、うちの塾の近隣など公立高校で倍率1.0を切る高校が見られますが、今年千葉県で、そういう高校でも入試の不合格者が出たことで、安閑とはしていられないと思っています。公立は私立と違い、生徒さんのご家庭からの授業料で収益を得ている側面が大きくはないので、神奈川県が今年、千葉県に追随してもおかしくはありません。過去、高1の5月GW~夏休み終了時にかけて、退学者が増えた高校もあったと記憶しています。入試にパスしても高校生活が続けられない生徒に、どこまで門戸を開放するかは、高校次第でしょう。だから、そういう倍率の高校にチャレンジする人も、1点でも多く当日の入試で得点を取れるよう、冬休みに継続して学習しないといけないでしょう。

大学入試は、推薦型の合格者が増えて、首都圏の大学では60%くらいはそうした入学者だと言われています。某予備校が名付けた「Fランク」の大学は、首都圏では少なくとも姿を消しつつあるでしょう。加えて、定員の1.1倍程度しか合格させられなくなっています。高3生をお持ちの保護者様たちの時代とは、明らかに様相が違います。一発勝負の外部受験で第1志望の大学に合格することが、もう難しくなっています。この点、どうぞ保護者様はデータの更新・書き換えをお願いします。詳しくお知りになりたい場合は、いつでも平山塾へご連絡ください。そういう状況ですから、推薦型ではない大学受験をする人は、合格が決まるまで、某予備校ではありませんが「日々是決戦」という気持ちを持ち続けて、残りの期間を過ごしてほしいと思います。

どの年齢の受験生にも、プラス思考で入試に向かってほしいと思います。もちろん、勉強せずに入試当日を迎えるのは論外です。なすべき努力をした人に、それ相応の結果がやってくるというのは確かです。しかし、入学後の自分の姿に思いを馳せるとか、合格後に○○をやってみたいとか、明るいイメージを描くことはぜひお願いしたい。モチベーションのアップになります。私は、京都の本屋さんをたくさん巡ること、京都の映画館を何軒もはしごすることをイメージしていました。

受験生の皆さん、そして来年以降受験を迎える皆さん、あなた方の前には未来というとてつもない海があります。どうか、その海を勢いよく舟をこいで航る(わたる)、若者であってください。