英検に思うこと
平山塾では、去る5月24日(土)、準会場として英検を実施しました。一般の外部の方も受け入れているので、今回も在籍生さんたちより、外部の生徒さんの方が受検者数は多くなりました。在籍生さんたちは、過去も現在も、南足柄中・足柄台中・岡本中、南足柄小・福沢小・向田小・開成南小・開成小などの方ですが、英検は小田原市内の方も受けに来られます。
ご存じのように、昨年、「英検リニューアル」と銘打たれ、3級から上のグレードは時間が長くなり問題数が増えました。それに加えて今年から、準2級と2級の間に準2級プラスというグレードができました。大学入試の優先がなされるかどうかはまだ分かりませんが、かなり大きな変化があったと感じます。加えて、4級・5級は1回芳しくなくても、同一準会場で再受検する場合は受検料無料になりました。
平山塾は準会場としての責任があるので、昨年実施された、リニューアルに伴うズームの講座には出席しましたし、今年は4月に「英検プレテスト」を実施し、5月24日(土)の前に、英検協会から提供されていた、準2級プラスの模擬問題にも目を通しました。
結論ですが、「準2級プラスって、2級に近いな」ということです。語彙力の差は個別にあると思いますが、大問1は特にそういう感想を持ちました。そして、10年前くらいの英語教育の内容と比べて、はるかに英語での思考力が重要になってきたなと感じました。
英文を読みながら解く、そういう感覚が必要とされていると言えるでしょう。
したがって、この先英検にチャレンジしようとするなら、充分に筆記の過去問に取り組んで、語彙力を着けつつ読解スピードを上げる必要が、加えて、英文を要約したり日本語に直したりする英語と日本語を双方向に操る必要が、どちらもあると感じます。
できれば、3級まではスピードを持って合格した方が良いと思います。この場合、4級と3級の間に内容的な開きがありますが、筆記の演習時間を多く持つことで乗り越えられると思います。むしろ勝負はその先で、準2級→準2級プラス→2級と進む時に、どれくらい筆記に時間をかけることができるか、がカギを握ると思います。
少し2次試験について書きます。あがるとか緊張するとかはつきものなので置いておいて、面接時の全体的な態度、英語での受け答え、について言います。推察に過ぎないのですが、ミスしたら変に取り繕うのではなく、正直に面接担当者に謝って次に進む方が良いと感じます。英語で発問されて黙ってしまう、そういうことがNGのように思えます。
あとは基本的に、相手の目を見て話す、相手の言葉(発問)をまず聞く、自分が話す(答える)時はゆっくりと話す、自分を信じる、くらいで良いと思います。
平山塾では、土曜日に限り、完全1:1の授業を始めています。それが一番有効なのは、英検をはじめ漢検や数検の過去問を題材にして演習することだと考えています。基本的に、英検は1次試験の合格を睨んだ内容で行っていきます。
第2回の英検は10月25日(土)、受付は7月1日(火)からの予定です。今年も準会場として、外部の方、一般の方を受け入れて実施していきます。特に英作文や要約について、どうぞ、完全1:1授業を利用して、英検3級以上の1次試験突破をめざしてください。
