好事魔多し
平山です。今日は表題の関することをお話させてください。
「好事」とは「好調な時」、「魔」とは「悪いこと」、の意味になります。タイトルは即ち、「調子のよい時ほど悪いことが起こりやすい」という意味になります。
あえてチーム名は伏せますが、プロ野球で、セ・リーグとパ・リーグのチームが対戦する交流戦で、最初の6試合を5勝1敗で乗り切って、「交流戦優勝もありうる」とマスコミがはやしたてた途端、同1チームに3タテ(3連敗)してしまったチームがありました。
今年から監督が変わり、コーチ経験がない人が監督になったのですが、おそらくファンの人たちも、調子に乗りすぎて、良いイメージを持ちすぎてしまい、惨めな結果になったのではないかと思います。
勉強に置き換えてみましょう。中間テストが近隣の中学では終了しました。ここで、宿題でなくても、返却されたテストをしっかり見直すかどうかで、次の期末テストの結果が変わるものだと思ってほしいです。より良い得点があげられた人ほど、少ないミスをきちんと振り返っておかないと、その科目が期末テストでは下がる可能性があります。
難しいことですが、「好事魔多し」は良く見られる現象です。平山塾では、少なくとも英語と数学は、きちんと見直すよう呼びかけています。
別の言い方で、「実るほど頭(こうべ)を垂るる稲穂かな」という諺もあります。ぜひ、調子が良い時に少しだけでも前に進めるようにして、調子が悪くなっても均質な勉強ができる体制を、ぜひ整えてください。
